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自動車リサイクル料金の支払い

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自動車ユーザーでも意外とその詳細については知らない「自動車リサイクル料金」についての説明です。

目次

 

リサイクルの概念

自動車リサイクル料金について考える前に、リサイクルというシステムの概念を改めて考えてみましょう。
 
リサイクルとは簡単に言えば、用済みの製品を再び資源に戻して、新たな製品の原料として使用することを指します。製品→資源→製品→資源→製品の循環を作ることにより、限られた資源を有効に使います。
 
リサイクルという言葉が一般に浸透したのはごく最近ですが、リサイクルという概念自体は古くは奈良・平安時代から存在していました。このころは紙が非常に貴重なものであり、その限られた資源を有効に利用するため、再生紙が多く使われていました。江戸時代には都市で発生したし尿が農村の肥料として使われ、農村でとれた作物を都市で消費するというサイクルが出来ていました。これも循環の一つといえます。
 
こうした循環型社会を作るという取り組みは、21世紀に入ってからより盛んになりました。「限られた資源を惜しげもなく使い続けていては、いつかきっと資源が足りなくなる日が来る。そういう日が来るのを少しでも遅らせるために、物は大切に使おう。」そういう意識が浸透してきたのだと思います。
 
自動車リサイクル料金の支払い_2また、企業から見ればこうした消費者の意識の変化は新たな需要を生むチャンスでもあります。実際、今の日本にはエコやリサイクルをうたった商品がたくさんあります。このような流れを単なる消費者の自己満足だと思う方もいるでしょうが、リサイクル社会を達成しつつ経済も活性化させることが出来れば、それは一つの理想といえます。
 
さて、ここで日本のリサイクルの現状についてみていきましょう。ペットボトルは約20%が材料リサイクルされて、ほかの製品になっています。また、鉄鋼は約12億6000万tが循環しており、大規模なリサイクルが行われています。
 
自動車にも大量の鉄が使われていますが、この鉄もリサイクルされます。廃車になった自動車をスクラップにして再資源化することで、循環型社会を実現します。スクラップは解体業者が買い取ってくれるので、ユーザーには金銭的なメリットももたらされます。

 

自動車リサイクル法とは

自動車リサイクル法が施行されたのは平成17年のことです。使用済みの廃車から出る資源をリサイクルし、循環型社会を構築するために導入された制度です。リサイクルの際に必要となる費用(自動車リサイクル料金)については、各自動車ユーザーが負担する決まりになっています。また、業者には使用済み自動車などの引き渡し・引き取り義務や一定の行為義務が課されるようになりました。
 
自動車リサイクル料金の価格は、その自動車の車種によって異なります。一般的にはバスやトラックなど、大きい自動車の方が自動車リサイクル料金は高くなります。目安としては軽自動車が5000円~10000円程度、普通自動車は10000円~15000円程度です。また、エアバッグの有無によって価格は異なります。
 
自動車リサイクル料金は、シュレッダーダスト料金、フロン類料金、エアバッグ類料金、情報管理料金、資金管理料金の5つに分けられます。
 
シュレッダーダスト料金とは、自動車をシュレッダーにかけるために必要な料金です。シュレッダーダストとは、自動車を解体した後に残るごみのことです。
 
フロン類料金とは、エアコンのリサイクル及びエアコンのフロン類破壊のために必要な料金です。フロン類とはハロゲンを多く含む加工物の総称です。その使い勝手の良さから高度経済成長期にかけては大量に使用されましたが、その後温室効果作用があることが明らかになり、現在は仕様が様々な法律によって制限されています。フロン類が大気中に放出されると、オゾンホールが破壊されます。
 
エアバッグ類料金とはエアバッグを回収するために必要な料金です。エアバッグの回収及び運搬には費用がかかります。その費用を自動車ユーザーが肩代わりします。
 
資金管理料金・情報管理料金は管理法人の運営ための費用です。

 

自動車リサイクル料金を払うタイミング

自動車リサイクル料金は新車購入時に自動車の購入代金と一緒に支払うことになります。では、中古車を購入するときには自動車リサイクル料金を支払う必要はあるのでしょうか?答えはYESです。
 
中古で自動車を売買する場合、2番目のオーナーは1番目のオーナーに対して自動車リサイクル料金の預託金分を支払い、1番目のオーナーから自動車リサイクル券をもらう必要があります。自動車リサイクル券とは、自動車リサイクル料金を支払ったことを証明する文書です。
 
もしさらに中古車を売買した場合は、3番目のオーナーは2番目のオーナーに対して自動車リサイクル料金の預託金分を支払い、2番目のオーナーから自動車リサイクル券をもらう必要があります。こうして自動車のオーナーが次々と変わっていった場合、最終的に自動車リサイクル料金を負担するのは最後のオーナーということになります。
 
自動車リサイクル料金の支払い_3この仕組み、若干不公平であるともいえます。1番目のオーナーも2番目のオーナーも3番目のオーナーも、自動車を利用した、つまりは環境に対して負荷をかけたという点では変わりありません。それにもかかわらず最終オーナーだけがその費用を全額負担させられるというのは、若干納得がいかないですよね。
 
まあ、すべてのオーナーで自動車リサイクル料金を割ろうとしたら、廃車時の手続きや以前のオーナー確認などの事務作業がますます増えてしまうので、仕方のないことなのかもしれません。それにそもそも自動車リサイクル料金は「自動車の解体時にかかる環境負荷のための料金」ですので、最終オーナーが負担しなければならないという理屈もわからないではありませんしね。

 

自動車リサイクル券の構成

自動車リサイクル券はA券、B券、C券、D券の4つから成り立っています。

 

A券

A券は預託証明書、つまりはリサイクル料金を預託したことを証明する文書です。A券はリサイクル料金を確かに支払った証拠となりますので、必ず自動車検査証と一緒に保管しておきましょう。

 

B券

B券は使用済み自動車引取証明書です。これは当該自動車が使用済みとなった際に、最終所有者に対して交付する書面です。こちらも自動車検査証と一緒に保管しておく必要があります。

 

C券

C券は資金管理料金を受領したことを証明するために、自動車リサイクル促進センターが発行します。

 

D券

D券は料金通知書券発行者控えです。事業者が控えとして持っておくものですので、ユーザーが保管する必要はありません。
 
さて、この自動車リサイクル券、普段目にすることはないのでどんなことが書かれているのかご存知ない方も多いでしょう。
 
自動車リサイクル券のA券には、預託金の合計金額が書かれています。この金額がすなわちリサイクル料金です。手元に預託証明書があるという方は一度確認してみましょう。「結構取られているなあ」と思いませんか?仕方のないこととはいえ、余計な出費は節約したいと思うのが人情ですよね。
 
しかし残念ながら、自動車リサイクル料金については節約の方法はありません。しかし、自動車を自分で廃車にせず、他人に売却してしまえば、預託金全額が戻ってきます。これが節約と言えるかどうかは微妙なところですが、売却するとこんなメリットもあるのだということは覚えておいた方がいいかもしれません。

 

リサイクル券がないと……

自動車リサイクル券がないと、自動車の登録や検査を受けることが出来ません。紛失した際の再発行もできません。預託証明書(A券)が必要な場合には、自動車リサイクル料金の預託状況という書面がその代わりになります。いちいち再発行するのも面倒ですから、自動車リサイクル券はなくさないようにしましょう。

 

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