大型車の買取
普通車の廃車とは、つまり「永久抹消登録」のことを言います。自動車を処分したら、その「登録」の完全抹消を手続きしなければなりません。またこのとき、車体そのものに審査なり検査があるわけではありません。
大型車について
平成16年6月に交付された法律で、自動車の「中型・大型」の定義が改正され、道交法の一部が新たになりました。
中型車=車輌総重量5トン以上11トン未満
大型車=車輌総重量11トン以上
ただ廃車の手続きにおいて変わりはなく、「1」「9」などの特殊ナンバー、緑ナンバー(業務用車両)を除けば、普通自動車と同様に執り行うことができます。
大型車のギアチェンジの問題は、普段よりマニュアル車に乗りつけている人でも、たいへん困難な要素として立ちはだかります。
チェンジレバーは本来、普通車では右・中央・左の3方向に動かし走行しますが、大型車となると4方向(右・中央・やや左・左)の指定が必要とされ、指定時の加減が難しくなります。
さらに大型車の場合、メーカー別にギア・パターンが異なる状況もあるため、一筋縄にはいきません。実力を発揮するにはもちろん、様々あるギア・パターンを想定し実際に乗ってみることが欠かせません。
試験車両では、初めて触れるギアに戸惑うケースも多く見られますので、練習の段階で慣れておくと心強いでしょう。
1956年に「大型免許」「普通自動車免許」と大別される前は、自動車免許を持つことで、大型自動車相当の自動車も運転が可能でした。いま現在では、「普通」を持つだけで一定規模以上の車の運転が可能とはなりません。
さらに事故件数が多いことから、大型免許の取得には手間を要するようになりました。かつては直接、「大型」から受験できたものも、1967年には試験方法が変わり、対象者を「受験可能年齢を20歳以上」に、また「普通免許あるいは大型特殊免許を取得後2年以上の運転経験のある者」に限定する制度を設けました。
普通自動車の運転経験さえなく、18歳以上でありさえすれば取得できた大型免許ですが、取得に大幅な制限が加えられたのです。