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普通車の廃車のよくあるご質問

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廃車についてよくあるご質問

Q1 廃車にするメリットは?

一言でいえば、廃車をすることによって還付金が受け取ることが出来(永久抹消登録の場合)、また自動車税などが免除になる(一時抹消登録の場合)ということです。
 
永久抹消登録をする場合、車検の有効期間から算出した残り期間分の自動車重量税が返ってきます。ただし、車検が切れるのに合わせて廃車にした場合は還付金はありません。また、廃車に関する解体は都道府県知事、もしくは保健所設置市の許可を受ける必要があります。この許可を受けていない業者に依頼すると、引き取り証明の発行が出来なくなり、廃車をしたにもかかわらず自動車税の請求が来ることになります。必ず許可を受けた業者に依頼するようにしましょう。
 
また、一時抹消登録をする場合には、その間の税金の支払いが免除となります。後々に解体するかわからなくてもとりあえず廃車にすることが出来るので、長期にわたり自動車を使う機会がない場合などにはこちらがお勧めです。もちろん、再び自動車を使う必要性が生まれた時は再登録ができます。
 

Q2永久抹消登録の際の還付金はいくらになるの?

金額は車検期間、車両重量、エコカー減免制度、登録年月などによって変わります。たとえば、車検期間2年の自家用、車両重量1~1.5tでエコカー減税制度なしのエコカーの場合、過払い金額は1.5万円になります。これを車検残りで配分したものが還付金額になります。
 

Q3ナンバープレートのはずし方について教えてほしい

廃車にする自動車はナンバープレートを返納する必要があります。これは業者に依頼してしまってもいいのですが、道具があれば自分ではずすこともできます。それほど難しいものでもないので、なるべく自分で行った方がいいでしょう。
 
必要な道具は以下の通りです
大きめのプラスドライバー(必須)
マイナスドライバー(あると便利)
レンチ(あると便利)
 
まずはプラスドライバーでボルトを回してください。また、ドライバーで回らない場合はレンチなどを使うといいでしょう。
 
普通車の後面には封印と呼ばれるアルミ製のカバーがあります。カバーの下にはねじがあります。封印を外す方法は主に二通りです。
 
一つ目はプラスドライバーを使うやり方です。プラスドライバーを封印に対して直角に突き刺して破ります。そうするとねじが出てくるので、それをプラスドライバーではずします。
 
二つ目はマイナスドライバーを使うやり方です。マイナスドライバーを封印の溝のあたりに空けて、押し込んでえぐり開けるように封印を外します。そうするとねじが出てくるので、それをプラスドライバーではずします。
 
なお、封印のない車は公道を走ることが出来ませんので、自宅で封印を外した場合はそこから運転して廃車手続をすることはできません。また、運輸支局でナンバーを外した場合も、そこから運転して帰ることはできません。
 

Q4廃車に関するトラブルとその解決策を教えてほしい

それでは、いくつか例示したいと思います。
 
1 廃車手続の手数料が必要といわれた
 
ディーラーなどの業者に依頼した場合、廃車手続が有料であることがあります。このあたりは業者によって違うので、無料なのか有料なのかを事前にチェックしておきましょう。なお、解体した自動車の鉄を資源に変えて売っており、そこから手数料をまかなっているため無料、もしくは返金がある業者もあります。
 
2 出張見積もりに来た業者が帰ってくれない
 
普通車の廃車についてよくあるご質問_2悪質な業者は契約を結んでくれるまで帰らないと居座ることがあります。特に高齢者や女性、子供などしか自宅にいない場合にはトラブルが発生しやすいため、なるべく見積もり時には若い男性がいるときに行うようにしましょう。
 
3 廃車にしたはずなのに自動車税の督促が届いた
 
自動車税を支払う義務があるのはその年度の4月1日の時点で自動車を所有している人です。特にトラブルが発生しやすいのは3月中に廃車手続を依頼した場合です。3月中に廃車にしたと思っていても、実際に業者が廃車手続を行ったのが4月以降であるとしたら、自動車税を支払う義務が生まれることになります。
 
このような無用なトラブルを避ける最良の方法は、そもそも4月1日の直前に廃車を依頼しないことです。少なくとも12月までに廃車を依頼すれば、このようなトラブルに巻き込まれることはまずありません。
 
もしどうしても3月ごろに廃車をしたいとなったら、手続きをいつまでに終わらせるかを事前にカタチが残る方法(書面、メールなど)で送ってもらう必要があります。また、廃車が済んだら必ず抹消登録書上名所を送ってもらいましょう。
 
4 見積もり金額と実際の査定額が大きく異なる
 
見積金額はあくまでも概算なので、実際の金額とは大きく異なります。業者もそのことはわかっているので、「現物のクルマを実際に見てみなければ査定できません」というはずです。特に事故車などは見積もりの段階では利益が出たはずなのに、実際に見積もりを行うと費用が掛かるといわれることが珍しくありません。
 
トラブル回避のポイントとしては
 
◆出張見積もりが無料かどうか
◆見積もり料金に納得できない場合のキャンセル料はあるか
 
等を事前に確認しておく必要があります。また、見積もりは複数の業者に依頼するとトラブルが起こる可能性が減ります。
 

Q5 買い取ってもらえる車と買い取ってもらえない車の差は?

あくまでも一般論ですが、以下のような自動車は買取が難しいといわれています。
 
◆走行距離が15万キロを超えている自動車
◆10年以上使っている自動車
◆事故車
 
長く使っている、長く乗っている自動車がの買取が難しい理由は、エンジンにガタがきているからです。長く乗っている自動車はどんなに見た目がきれいでも、エンジンはそろそろ限界に来ています。こうした場合でも一応見積もりは出した方がいいと思いますが、あまり期待しないほうがいいでしょう。
 

Q6 他県ナンバーの廃車は可能か

車の登録されている陸運支局でも、住民票がある地区の陸運支局でも手続きが可能です。
 

Q7 廃車が認められないケースはあるの?

書類がすべてそろっていたとしても、自動車が「処分留保」となっている場合には抹消登録ができません。たとえば、税金を長期にわたり滞納していて差し押さえが行われている場合は、その差押え理由が解消されない限りは抹消登録ができません。
 
なお、車検場の所有者がローン会社やディーラーなどになっている場合は抹消登録はできますが、事前に必要な書類をそろえておく必要があります。
 

Q8 盗難車の廃車手続はどうすればいいのか

万が一自動車を盗まれた際には、まずは最寄りの警察署に届け出ましょう。警察は受理番号を発行し、盗まれたユーザーはこの番号をもって一時抹消登録Q9 廃車の再利用はどのように行われているか

普通車の廃車についてよくあるご質問_3たとえば、自動車についている部品は中古部品として再びほかの自動車に流用されることがあります。
 
また、車体に使われている金属(鉄やアルミなど)は一度とかされて再利用されます。また、程度がよく修復可能な自動車に関しては修理したうえで自動車オークションに出品されたり、海外に売られることもあります。
 

Q10 所有者が亡くなっている場合・連絡が付かない場合の廃車について

所有者が亡くなっている場合は、代表の相続人での抹消手続き必要書類に加えて、戸籍謄本が必要となります。
 
所有者に連絡が付かない場合は廃車にすることはできませんが、自動車税の課税を止めることが出来ます。
 

Q11 車検切れや自賠責保険に入っていない車も廃車にできるの?

できます。ただし、車検切れの自動車や自賠責保険に入っていない自動車に乗っていることが発覚した場合には罰則がありますので、車を引き取りに来てもらうようにしましょう。
 

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